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EdgeRouter X - 5. ダイナミック DNS の設定 ( DDNS ) | yabe.jp
さて、今回は後々の VPN の設定等で必要になるダイナミック DNS (DDNS) を設定してみます。 ダイナミック DNS とは インターネット上の端末はすべて IP アドレスという番号が1つ1つ割り当てられています。ただそのままだと数字の羅列で覚えにくいので、 DNS という仕組みで、 www.apple.com = XXX.XXX.XXX.XXX というようにもう少し覚えやすいホスト名 (もしくはドメイン名 = FQDN) と IP アドレスが対応づけられており、 IP アドレスを覚えなくてもホスト名でその端末にアクセスできるようになっています。 今回設定している ER-X を始め、基本的にルーターもインターネット上の端末なので、インターネットにアクセスする際に WAN 側に必ず IP アドレスが割り当てられます。ただその割り当てられた IP アドレスは家庭用のインターネット回線契約では一定でないことが多く、ルーターに VPN 等のために外部からアクセスしようとすると、いまの IP アドレスが外出先から分からないので困難を伴います。 それを解決するのが ダイナミック DNS です。有名どころは DynDNS や no-ip ですが、これらのサイトではホスト名を登録し、そのホスト名に紐づけられる IP アドレスをユーザーが任意に登録・更新することができるようしてくれます。つまり自分のルーターが、割り当てられている IP アドレスに関わりなく、常に決まったホスト名でアクセスできるようになります。 VPN では外部からそのルーターにアクセスでなければならないので、この仕組みがないと毎回自宅にいる人にルーターの WAN 側の IP アドレスを調べてもらったりするハメになります。 無料で良心的な Duck DNS を使う 今回は無料で使える Duck DNS を使ってみます。サイトの見た目はまるで 90 年代でびっくりですが、無料で使えるし、30日ごとにログインが必要だったりしないし、 ER-X も対応しているのでよしとします。 今回はこのような作業になります。 Duck DNS で ホスト名を登録 ER-X から登録したホスト名の IP アドレスを更新するよう設定 これをすれば、 ER-X が自分に割り当てられた WAN 側の IP アドレスを自動的に Duck DNS で取得したホスト名に登録するようになり、外出先からいつでもそのホスト名で ER-X やポート転送を設定した LAN 内のサーバにもアクセスできるようになります。設定後はこんな感じになります。今回ホスト名は yaberouter1.duckdns.org にしました。 設定値 Duck DNS domain yaberouter1 ER-X ER-X ファームウェア 1.9.0 Interface eth0 (もしくは pppoe0) Service custom-duckdns Hostname yaberouter1 […]
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