Christmas Lights and Displays

毎年なんだかんだで年の瀬は休暇を兼ねて日本で過ごしていたりしたのですが、今年は11月に旅行したこともあり、節約のためにカリフォルニアでゆっくり過ごすことに。 どうせ節約するならとことん金をかけずに地味に過ごそうと無い頭を振り絞った結果、せっかくアメリカにいるんだし、クリスマスはご近所のお宅のイルミネーションを観察してまわることにしました。 お金も電力も人のふんどしで楽しんでしまおうという我ながら大変他力本願経済的な過ごし方です。

イルミネーションといえば襟を正して表参道ヒルズ等々に行くべき、遠出もせず近所見てまわって果たしてどれほどの感動が得られようか、との声が聞こえてきそうですが、しかしそこはさすが本場アメリカのクリスマス。 California Christmas Lights & Displays という選りすぐりの気合いが入ったお宅を集めたページがあり、そこを観ると我が近所にも結構すごい家がたくさんある模様。これは面白そう、と夕飯前に行ってきました。

6時半ごろ家を出ます。アメリカのクリスマスは家族と家で過ごすもので、近所のモールのお店も見事に全店休業。駐車場もすっからかん。休みだけど明かりがついてるので、もしや・・とスタバに吸い寄せられてくるかわいそうな民間人の方がたまに通り過ぎます。マクドナルドもお休み。開いてるお店はホント Jack in the Box ぐらいでした。日本と同じようにどっかでオシャレディナーを、などと考えていると飢え死にしそうなレベルです。

というわけで、超うちの近所限定、クリスマスのイルミネーションがすごかったお宅一覧をどうぞ。マイルドだった順に並べてみます。

庭の動物オーナメントがかわいらしいお宅。でもこれ全然序の口です。

お庭に東方の三賢者、上空にはいま着いたばかりとみられるサンタ。聖ニコラウスがキリスト生誕に間に立ち会うという感動的なシーンです。音楽も流れております。

アヒルや犬がいてにぎやかです。かなりの明るさでした。

大きなツリーのお宅。パーティに呼ばれて酔って帰ってきても、家を間違えることはなさそうです。

ではここから上位入賞者です。

屋根・生け垣・庭と余すところなく照明が配置されております。それだけでなく、向かいの木々や塀もあわせてライトアップ。通り全体がプチけやき坂といった風でした。ご近所とのチームワーク無しでは成し遂げられないレベルです。電気料金の負担割合がどのように決められているのか気になります。

大きい。実に大きいツリーです。そこらのショッピングモールに匹敵するレベル。近所からもたくさんの方が見に来られてにぎわっておりました。町や市の補助があってもおかしくないです。補助する場合の勘定項目は”街頭整備費”とかでしょうか。

これはなんと言ったらいいのでしょうか。照明のない部分が見当たりません。窓の内側にもすべてライト、ガレージには三賢者、サンタらしき人だけでも数体、庭はすでに他に何も置けない状態です。照明業者のモデルハウスでもここまでの密度は難しいと思います。自宅でここまでしてしまうモチベーションとはいったい何なのでしょうか。間近でみると嘆息してしまうレベルでした。

そして堂々の一位がこのお宅です。

ちょっと派手・・なだけではありません。実はこのお宅FMで周囲に同時に音楽を放送していて、カーステレオで周波数を合わせると、かなりの音と光のハーモニーが堪能できます。その衝撃の動画がこちら。(嬌声はご容赦ください)

何がここまでさせるのか。個人であろうお宅がどうしてFMで音を流してまで見せてくれるのか。クリスマス以外はどうなっているのか。中に人の気配がしないのは何故なのか。謎は深まるばかりですが、なにしろよく出来てます。自分たちが観ている間にも、明らかに閲覧希望の車がひっきりなしに通り、路上駐車で演奏を楽しんでいる方々が何人もいます。しまった、うちもコーヒー持ってくればよかった!とか思いましたが・・人んちの前で何をやっているんでしょうか(笑)。

日本のクリスマスと本場のクリスマスでは、まだまだ本気度に大きな差があるようです。

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